研究室概要
村尾研究室は、大学院の2年間で「自分の作品世界を展開したい」、「自分が発見したことを更に追求したい」という、向上心のある人たちが集まり、互いに学び合いながら各々の作品制作・研究に取り組む場です。
村尾は、彫刻とは彫る・刻むという行為のことではなく、言葉ではない言葉(“体のことば”)によって、ものの存在感や空気感を作り出していくことだと考えています。つまり彫刻制作とは、空間そのものを生み出すことだと考えています。そのため研究室には、場を使った表現、空間を広く使った表現に関心のある人が集まる傾向があります。
研究室に所属する学生に最も求められることは、各自のテーマに基づいた各自の作品制作・研究に取り組むことです。研究室では、いわゆるプロジェクト(地域再生を目的とした共同制作や行事への参加等)はありません。また、研究室の学生には、プレゼンテーション、小論文、実験的な作品制作などの共通の課題が出されることがあります。学生は、基本的に週に1回の面談あるいはグループでの授業に臨みます。大学院での授業は、教員による一方的なものではなく、学生は互いの作品について意見し合い、刺激し合いながら、それぞれの観察力、発見力、判断力を高めていきます。
博士前期課程
村尾研究室の学生