- 開催日時
- 2023.3.11(土)ー3.26(日)
- 12:00~19:00
- ※月曜休廊
- 会場
- 愛知県立芸術大学サテライトギャラリーSA・KURA
〒461-0005名古屋市東区東桜1-9-19 成田栄ビル地下1階
本展は、宇宙を身近に感じるようになった若い世代の作家が、
「太陽系の中の惑星」という視座で地球を見つめ、その姿を映し
出す展覧会です。
チョウ・ヘナは、天体の動きと同じ原理を日常生活に見出して
おり、扇風機やランプなどの身近な電化製品を用いて、宇宙との
繋がりをキネティックアートで表現しています。
並木久矩は、古代の遺跡に繰り返し描かれる太陽系の図を、
時を超える青写真として捉えています。今も昔も同じように宇宙へ
の想いを馳せる人々との交信を、太陽系の外で探索を続けるボ
イジャー1号に託します。
土と炎という地球の素材で作品を作る門倉主樹は、ろくろを回
しながら宇宙のフォーメーションを感じるようです。その作品は、科
学技術がどんなに進歩しようとも、我々はやはり土なのだ、という
ことを感じさせてくれます。
科学の名のもとに、顕微鏡下で生物に対する実験を繰り返し
てきた人類。そのことに警鐘を鳴らすシン・イフィ。我々は何を求
めて宇宙へ行くのでしょう。それは、生命の存在です。人間は、宇
宙空間でも生物に対して様々な実験を行なっていくのでしょうか。
ʼ90年代から現代まで、グローバル化や他分野との交流、環境
問題などが考える主要なテーマとしてありました。けれどもそれら
はいずれも地球内のことです。これからはもっと地球を突き放し
て見ていく視点が必要なのではないかと思い、この展覧会を企
画しました。
愛知県立芸術大学彫刻専攻 准教授 村尾里奈
(本展企画者)
【ギャラリートーク】
並木・門倉・村尾によるギャラリートークを開催します。
日 時: 3月 12 日 [ 日 ] 1 4 : 0 0 ~ 1 5 : 0 0 定 員: 1 5 名 ( 当 日 先 着 順 )